こしあん派

そこまで甘いもの好きじゃない

【S11 最終998位(レート1950)】ゼロから始めるサフゴカイリュー

 

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【使用構築】
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チームID出してます。

 

 

【はじめに】

お久しぶりです。あんこです。シーズン11本当にお疲れ様でした。

人生2回目の構築記事になります。前回は剣盾シーズン10でした。3年振りです。

今回記事を書くに至った経緯は「元役割論者が現環境を全力で考察した結果、たどり着いた構築」をまとめたいと思い、パオジアンやハバタクカミ、ウーラオスなどの今まで抵抗があったポケモンと向き合った初感を言語化したいと思ったからです。

あと、とある論者フォロワーになんか変なこと諭してしまったのが心残りで、なんとか文字にして伝わらないかと思いました。f:id:yknk_anko:20231102171228j:image

【役割論理から離れた経緯】

私はS4〜S10まで役割論理を触っていました。相手のポケモンに対して有利なポケモンを繰り出し、交代先に高火力をぶつけることを繰り返すことによってサイクル戦を有利にする戦術です。サイクル戦をするにあたって素早さの重要性は低いという考え方になっていて、Sに努力値を割かないのが特徴的だと思います。

環境で流行っているポケモンが変化する度に強いヤケモンが変わっていくように、相手のパーティによって選出も大きく変わり、基本的に相手に合わせないといけないいわゆる「後手に回る構築」だと感じていました。

環境が進むにつれて受け回すには困難なポケモンや下振れ要素になる電磁波を持ったポケモンが増加し、3体で相手の全てのポケモンをケアするのが難しく感じました。

そんな時に仲の良いフォロワーさんが「スケショガブリアス」がエースの構築で2100達成(37位)していた構築記事を読み、強い衝撃を受けました。

【S10最終37位(レート2111)】ガブゴリラ破壊 - kenporou’s diary

↑許可貰ったのでリンク貼らせて頂きます。

エースの通し方が非常に分かりやすく、テラスタルに対する考え方がとても参考になりました。

そこで試合の主導権を握る感覚を学んでみたいと思い、今まで苦戦していたハバタクカミやウーラオスカイリューなどを使ってみたいと思いました。

 

【構築経緯】

  1. ポケモンSV新登場のポケモンで1番強いと自分が感じていて、個人的に練度も高く、好きなポケモンであるサーフゴーを活躍させようと思いました。

  2. サーフゴーと相性が良くて綺麗にサイクルを回すことができ、即時回復も出来て場持ちが良いカイリューを採用しました。
  3. 現環境の地面枠の中でも火力が高く、有利対面を作った時に高火力で数的有利を取ることができるアカツキガチグマを採用しました。
  4. ここまでSラインが低いため、器用で素早く、試合の「詰め」としてかなり強いブーエナハバタクカミを採用しました。
  5. 容易な受けを許さず、相手のパオジアンに圧をかけるスカーフ水ウーラオスを採用しました。
  6. 選出択に強くなる襷枠が欲しいと思い、初手枠にもストッパーにもなれるパオジアンを採用しました。

 

【コンセプト】

基本的に自分のやりたいことを貫くことを意識して、電磁波やアンコールを駆使して相手に好き放題させず、後手にならないようにする。

相手のパーティになるべく影響されない「選出画面で勝ちルートが見える強い並び」を見つける。

 

【個体紹介】

  • サーフゴー@こだわりメガネ

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特性:おうごんのからだ

性格:ひかえめ

テラスタイプ:フェアリー

努力値:191(228)-x-131(124)-184(116)-112(4)-109(36)

持ち物:こだわりメガネ

技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト トリック

調整意図:Hは16n-1。HBは補正なしカイリューの竜舞地震確定耐え(目安)。Sは無振りロトム周辺抜き意識。余りC。

選出率:2位

 

ひたすら高火力を押し通すポケモン

Bに厚く振ったので信用可能で、カイリューの電磁波と組み合わせて炎ポン眼鏡カミも上から叩きます。テラスタル悪ウーラパオジアンのケアが出来るため、初手投げが安定します。

特性によって相手の電磁波展開(初手の電磁波祟り目カミなど)をカットして、相手のペースに持っていかれないのがとても強いと感じました。

10万ボルトの枠は最初はマジカルシャインにしていたのですが、水テラスキョジオーンがかなり重いことに気付いて変えることにしました。ドヒドイデやヘイラッシャなど役割対象に対して刺さる技なので、10万ボルトでいいと思います。

初手水ウーラとの対面でアチグマバックが怖くてゴルラを押したことが多かったのですが、みんな水流連打で突っ張ってきました。ゴルラに突っ張られても裏のゴツメカイリューにバックすれば良いので、裏目になりにくくどちらでも良いと思います。(パオジアンを見せているため、初手にパングロじゃないスカーフウーラを呼びやすい)

初手にアチグマを出された場合は一見キツそうに見えますが、大地の力を読んでカイリューにバックして、アンコールで動きを止めた後に、相手が引いてくる読みで電磁波をぶつけることが出来ました。

 

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特性:マルチスケイル

性格:ずぶとい

テラスタイプ:フェアリー

努力値:197(244)-x-158(228)-121(4)-121(4)-104(28)

持ち物:ゴツゴツメット

技構成:エアスラッシュ 電磁波 アンコール 羽休め

調整意図:Hは奇数で最大値。Sは電磁波後に最速パオジアン抜き。余りは全力でB振り。

選出率:1位

 

あまりにも強いポケモン

型が読まれにくいため、相手の誤った受け出し(ハバカミバックや物理受け等)につけ込んで電磁波で一気にペースを作ります。

炎ポンや相手のカイリューをしっかり封じる物理耐久があり、羽休めや電磁波麻痺、テラスタルで切り返したりなどとても場持ちが良いです。

相手のポケモンが積み技をしてきたタイミングで電磁波を撒くことにより、次のターンにこちらが上からアンコールすることによって機能停止にすることが出来ます。速いポケモンの身代わりが読めたらそのターンに下からアンコールします。

サフゴとカイリューの組み合わせはほとんど技が一貫しないため、アンコールは不意の役割破壊テラスに対してサフゴバックのケアが効き、非常に強力な技になります。勝ち筋を追うためのルートを作りやすい技だと感じました。

電磁波+エアスラッシュの組み合わせはやはり強力で、突破力がかなり高いです。

ただし相手の電気テラス+積み技の組み合わせでメタられることが多々あり、その時はアンコールを合わせなければいけませんでした。しかし意外とラムの実に引っかかることはありませんでした。これからメタが増えるとラムの実持ちも増えると思います。

 

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特性:しんがん

性格:ひかえめ

テラスタイプ:ノーマル

努力値:191(20)-x-141(4)-202(228)-114(228)-76(28)

持ち物:とつげきチョッキ

技構成:だいちのちから ブラッドムーン しんくうは ハイパーボイス

調整意図:Hは16n-1でロトムの鬼火への受け出し意識。HDは特化眼鏡サーフゴーの鋼テラスゴールドラッシュ確定耐え。Sはミラー意識で無振り+4。Cは余り。

選出率:4位

 

超高火力で数的有利を取るポケモン

崩せそうなタイミングをしっかり見極めてノーマルテラスを切ることを意識しました。

カイリューが何も出来ない相手であるサンダー等の電気に強いですが、自分も採用した瞑想ハバタクカミに対して若干隙を見せてしまう所が気になりました。

自分が採用したこの型はテラス無しアチグマミラーで負けないように意識していて、ブラッドムーン+ハイパボの撃ち合いを確定で耐えて、無振り+4のSからの真空波で上から倒せるようになっています。調整には自信があるので、参考にしてもらえると嬉しいです。

 

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特性:こだいかっせい

性格:おくびょう

テラスタイプ:ほのお

努力値:143(100)-x-93(140)-175(156)-156(4)-185(108)

持ち物:ブーストエナジー

技構成:シャドーボール ムーンフォース マジカルフレイム めいそう

調整意図:Hは16n-1。HBで補正なしランドロス地震確定耐え(目安)。Sは最速テツノブジン抜き。余りC。

選出率:3位

 

サフゴ&カイリューで相手を疲弊させた後に対戦終盤に繰り出して詰め切るポケモン

対戦終盤まで相手に見せないポケモンで、自分だけが見えてる勝ちルート(ハバカミ圏内まで削ること)を作ることが出来ます。

最終日2日前まで瞑想&甘えるの水テラスで個人的に微妙だと感じていた型にしていたのですが、環境に増えたアマガハッサム等の鋼に刺さったり、同じく鋼テラスにも刺さったり、瞑想+マジフレで特殊アタッカーを完全に封じることが出来ることに気付き、革命が起きたと思いました。

Sラインを炎ポン抜きにしていたのですが、他の人もここまで伸ばしていたらミラーで同速になってしまうため、テツノブジン抜きまで上げてハバカミミラーで上から瞑想しました。

物理受けは主にサフゴカイリューが得意としているため甘えるは不要であり、ラストエースとしての役割があるため3ウェポンはこのパーティと非常にマッチしていて、実際レート1850付近で詰まっていたところから1950まで勢いをつけてくれたポケモンなので、まさに羽ばたく神でした。

 

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特性:わざわいのつるぎ

性格:いじっぱり

テラスタイプ:ゴースト

実数値:155-189(252)-101(4)-x-85-187(252)

持ち物:きあいのタスキ

技構成:ふいうち つららおとし せいなるつるぎ ぜったいれいど

調整意図:火力を求めて意地っ張り準速。他は調整意図無し。

選出率:5位

 

使ってみたかったポケモン

今の対戦環境で1番ヘイトを買っているポケモンだと思っていますが、上振れ要素も含めて強いポケモンであることに変わりはないので、自分も触ってみることにしました。

しかしスカーフウーラの圧が怖いため、あまり選出が出来ませんでした。この対面は無限に択があり、ここの択に負けると一気に不利を取られてしまうのが気になってしまいました。

結局受け破壊要因にするためにシーズン終盤でサイコファング絶対零度に変更しました。

氷柱落とし30%の怯みを引く確率と絶対零度を当てる確率が同じであるため、怯み連発を狙うくらいだったら零度1発を当てた方が効率がいいことを実感してしまい、あまりにも凶悪なポケモンだと思いました。

 

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特性:ふかしのこぶし

性格:いじっぱり

テラスタイプ:みず

実数値:191(124)-195(220)-120-x-80-138(164)

持ち物:こだわりスカーフ

技構成:インファイト すいりゅうれんだ アイススピナー とんぼがえり

調整意図:Hはいつもの16n-1。受け出しもある程度出来るようにする。Sは最速テツノツツミ抜き。余りはA。

 

対面操作やスイープが主な役割なポケモン

水テラス水流連打が非常に強力で、等倍ゴリ押しで詰め切る時に使いました。パオジアンに対する解答として採用していましたが、サフゴのフェアリーテラスでどうとでもなっていたため、サフゴカイリューハバカミの完成度の高さのせいであまり信用がなくなってしまい、最終日の選出回数は0回です。

パンチグローブ型だと他の詰め方ができるため、流行するのも納得でした。

 

【選出】

基本的に初手サーフゴーorカイリューで裏にハバタクカミ。(ほとんどこれです)

塩軸や受けループ相手だと裏にパオジアン。

電磁波無効ポケモンが多すぎるとカイリューを投げない。

ロトムやレジエレキなどボルチェンで回してきてキツい相手に対してアチグマを投げる。

 

【キツいポケモン

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①挑発ランドロス

数は少なかったのですが、カイリューが負けてしまうので挑発された時は焦りました。浮いてる物理アタッカーはカイリューに任せていたため、自分がしたいことを通す上で弊害になりました。

 

②サイクルを回すキョジオーン

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まず型判別が必要なのですが、分かりやすいサフゴ受け(炎ポンドクガイーユイなど)がいる場合はステロ要因ではないサイクルを回すキョジオーンと判断しました。いない場合だとステロを撒くための枠だと思うので、初手サフゴで特に困りません。

ゴルラをサフゴ受け枠に受けられ、その後カイリュー後投げに対して悠々とキョジオーンを繰り出されます。

ここにパオジアンを合わせます。

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運だけのテロですが、こうするしかありませんでした(頑丈は知りません)。来シーズンはちゃんと対策考えます。

 

【苦戦したこと】

初めてハバタクカミやパオジアンを使ったため、今まで使ってきた人との練度に差があると最初は感じました。役割論理を使っていた時は「相手が知らない動き」をすることにより意表をついて勝っていたため、真っ向勝負をすることが不安でした。特にウーラオスが出せる相手かどうかの判断や、カイリューのHP管理が下手くそすぎて役割対象の物理アタッカーに突破されることがあり、それでも失敗から学んで練度を上げていきました。前期の構築記事を読み漁り、流行っている型や強い動きを勉強して自分のプレイングに繋げていこうと努力しました。

 

【成績】

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最終日の戦績は28勝19敗

最終日の朝4時まで戦っていたのですが、次の日普通に起きないといけないので睡眠のため終了。

もっと上行きたいです。

 

【感想】

ここ数シーズン上手く勝てていなかったため、久しぶりに1900帯のガチバトルに参加することが出来ました。自分の構築や考察が通用したのがとても嬉しかったです。今シーズンの結果で勢いをつけて2000達成出来るようにまた頑張ります。

 

【おまけ】

役割論理を使っていた時に「相手の立ち回りを読むこと」が大事だと感じていました。「なんでこのポケモンに引くの?」や「だれが選出されるの?」が分からないと交代読みは難しいと思います。これからも役割論理を続けたい論者の方でも、役割論理以外のパーティを使ってみて相手の気持ちが理解できるようになる可能性はあると思います。力になれるか分かりませんが、チームID載せてるのでよかったらどうぞ。

【剣盾S10】ワニなって踊ろう【最終787位 レート1920】

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はじめまして。

初めて構築記事を書きます。あんこです。

シーズン10本当にお疲れ様でした。

今シーズンは相棒のワルビアルと共に自己最高レート、目標としていた最終3桁を達成できたので記事を書くことにしました。

また、記事を書くに至った経緯はもう1つあり、今シーズンはパッチラゴンが使用率1位だったにも関わらずワルビアルの使用率が50位付近であり、もっとたくさんの人にパッチラゴン対策枠としてのワルビアルを使って欲しいと思ったからです。

 

【使用構築】

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レンタルパーティ公開しています

 

【構築経緯】

1,まずは使用率1位になるであろうパッチラゴンの対策としてワルビアルを入れました。

2,このシーズン入れ得だと感じたパッチラゴンをエース枠として採用。

3,サイクルパを組みたいと思い、炎水草で相性補完が取れている ヒートロトムアシレーヌナットレイを採用。

4,襷枠が欲しいと思い、今シーズン刺さりが良いと耳にしたゲンガーを採用。

 

【個体紹介】

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ワルビアル

性格:いじっぱり

特性:威嚇

持ち物:こだわりスカーフ

技構成:地震 インファイト ストーンエッジ ステルスロック

努力値:H36 A196 B52 D4 S220

調整意図:Hは16n-1、HBで陽気パッチラゴンの珠ダイドラグーン(逆鱗)確定耐え、Sは最速パッチラゴン抜き、余りA振り

選出率:1位

 

この記事で1番PRしたい内容です。

最初はワルビアルを最大限に輝かせる方法を模索していました。

気合の襷がメジャーになっていますが威嚇による物理受けとして機能する以上、襷を持たせるのはもったいないと思いました。

対応範囲を広げるための突撃チョッキも考えましたが、対パッチラゴンを強く意識したかったので却下。

弱点が多いので弱点保険も考えましたが、燕返しを没収されてしまったので却下。

とち狂ってスケショ持ち白いハーブも使ってみましたが微妙。

最終的に、スカーフ以外のウーラオスやジェット後のパッチ、リザードンを抜けるこだわりスカーフに落ち着きました。初手リザードン対面で相手がダイマックスを切ってくれることが多かったのでスカーフエッジをぶつけたりしましたが、乱数で耐えられてしまうので注意です。

ホルードドサイドンにも後出し可能であり、何より特性威嚇によって突破されてもAダウンが残るのが強みだと感じました。

ダイマックスを切る場面が非常に多く、ターン終了後にダイナックルで上げた火力で上から攻撃するのが強かったです。

裏の襷を潰すためのステルスロックですが、パッチラゴン対面でのダイウォールによるターン枯らしにも役立ちました。

他地面枠と比べると火力が劣っていますが、特性による後出し性能とパッチラゴンを上から攻撃出来ることの両立は、ホルードドサイドンにない強みです。

 

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ゲンガー ※キョダイ個体

性格:臆病

特性:呪われボディ

持ち物:気合いの襷

技構成:祟り目 ヘドロ爆弾 マジカルシャイン 鬼火

努力値:C252 S252 B4

調整意図:特に無し

選出率:2位

 

ヘドロウェーブではなくヘドロ爆弾採用なのは30%で毒状態にすることによって祟り目とのコンボを狙いやすくするため。マジカルシャインは一撃ウーラオスサザンドラの対面処理に役立った。

スカーフ連撃ウーラオスの水流連打を耐える調整もあったが、火力を落とすデメリットが大きいと感じたのでCS振りにした。

 

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ヒートロトム

性格:図太い

特性:浮遊

持ち物:オボンの実

技構成:ボルトチェンジ オーバーヒート 悪の波動 悪巧み

努力値:H252 B60 C140 D4 S52

調整意図:HBはダイマ時にマリルリの陽気珠ダイストリーム確定耐え、Sは準速60族抜き、残りCとD振り

選出率:5位

 

鬼火はゲンガーに任せてあえて悪巧みを採用した。相手のヒトムに強いヒトムとしての採用。ヒトムの悪巧み採用率は低かったのであまり警戒されず、ナットレイの守るに合わせて積むこともできた。

連撃ウーラオスの水流連打をオボンの実によって耐えてボルチェンで裏に回す動きを何回かやったが、C振りが足りず襷までも削れないのが不便だった。

 

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アシレーヌ

性格:控えめ(A個体値v)

特性:激流

持ち物:突撃チョッキ

技構成:泡沫のアリア ムーンフォース エナジーボール アクアジェット

努力値:H156 B124 C220 D4 S4

調整意図:Hは16n-1、HBは陽気鉢巻ガラルダルマの地震確定耐え、残りをC振り、とDとS振り

選出率:3位

 

とりあえず感覚でエナジーボールを採用したが、使う場面は多くなかったのでモロバレルを少しでも削れるサイコキネシスや冷凍ビーム(吹雪)の方が良かったのかもしれない。アクジェは入れるか迷ったが襷じたばたホルードに対して撃てて便利だった。この構築唯一の先制技持ちである。

リザードンオンバーンへの遂行のための突撃チョッキは使いやすかった。

 

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ナットレイ

性格:のんき(最遅)

特性:鉄の棘

持ち物:食べ残し

技構成:パワーウィップ ジャイロボール 守る やどりぎの種

努力値:H252 B156 D100

調整意図:HBは特化ガラルダルマの馬鹿力確定耐え、残りD振り

選出率:4位

 

やどりぎナットを使ったことがなかったので、最初はその強さに驚いた。やどりぎを入れてからの回復量が凄まじかった。

ラプラスのキョダイセンリツに後投げ→守る→センリツ耐え→の次のターンに相手はナットの守る読みで引いてくるところを読んでのやどりぎを入れる動きが強かった。もちろん対アシレーヌへの安定感が1番の強みである。

対連撃ウーラオスに関しては後述。

 

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パッチラゴン

性格:陽気

特性:はりきり

持ち物:命の珠

技構成:電撃嘴 逆鱗 炎の牙 燕返し

努力値:H28 A228 S252

調整意図:Hは珠ダメ最小調整の10n-1、ミラー意識の最速、残りA

選出率:6位

 

ぶっこわれ性能でありたくさんの構築に選出するダイマエース。...になるはずだったのだが、パッチ対策をしていないパーティは存在しないと言っても過言ではなく、メタられたエースバーンのような存在だった。順位が上がるにつれて選出率は落ちていき、選出率6位という結果に。

珠ダメ最小を気にしてしまった振り方だが、少しHに振ることによって陽気アイアントの珠ダイアースを確定で耐えれるようになった(はず)。この構築唯一のダイジェット持ち。

 

【選出方法】

パッチがいたらワルビ確定、ラプラスがいたらナット確定、モロバレルがいたらヒトム確定など。ウーラオスが見えたら初手ゲンガーで裏にナットを添えて鉄の棘ダメージを狙う。キツい物理アタッカーはワルビの威嚇を絡めて処理。

サイクルパであるためその相手に応じて選出を変えなければならないので基本選出はないが、ワルビアル+ゲンガー+1の選出を頻繁にしていた。

 

【キツいポケモン

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どっちもしんどい。パッチラゴンなんかよりしんどい。アシレ対面でダイサンダーの択になったりスカーフ連撃がゲンガー突破したり鉢巻インファでナット突破してくるやつ。弱保とか珠持ってダイマしてくるやつが特にしんどい。初手ダイマのラム持ちでゲンガーの鬼火すかしてきたやつはもうどうしようもなかった。

ただ、水流連打にナット合わせる動きもできたのでナットの強さを改めて実感した。

 

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このポケモンはどうやって処理するのが正解なんですか?

技範囲はもちろん、型が複数存在するためひたすら処理に困った。突破した時はだいたいゲンガーのヘド爆。アタッカーのやつも受けのやつもキツい。

 

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キノガッサのように潔く草タイプで処理できれば良いのだが、ナットでは勝てないのでヒートロトム後出しで確実に眠らされてしまう。ナットレイより圧倒的に処理が難しいポケモンだと感じた。

 

【最終結果】

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【感謝】

リプなどで応援してくれた方々

センス抜群の記事名を考えてくれたシーテャさん

対戦してくださったたくさんの方々

本当にありがとうございました

 

【後語り】

前シーズンはいろいろ忙しくランクマッチが出来ずにポケモン欲が非常に溜まっていました。今回はそれを発散することができました。

強い方々にとっては低い順位とレートではありますが、自分は最高に満足できました。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

最後に。

四つん這いおじさんがガラルに来たらワニの需要なんて完全に消えるんだろうなって(泣)